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◆ 栗田勇『捨ててこそ生きる 一遍遊行上人』NHK出版


レビュアー:てつ(2004.8.26 UP、8.30 更新)

 『一遍上人―旅の思索者―と同じ著者の一遍上人本。
 己の寺をもたず旅に明け暮れ、「遊行上人」と呼ばれ、「捨聖(すてひじり)」と呼ばれ、熊野信仰の隆盛にも多大な影響を与えた一遍上人。その生涯を国宝の絵巻『一遍聖絵』からたどる1冊。
 『一遍聖絵』全12巻が掲載されており、美しい絵巻を見ることができるという点だけでもお勧めの一冊。
 絵巻には13世紀後半の熊野三山が描かれている箇所があり、かつての熊野詣の様子を知ることができて興味深いです。


【目次】

第一部 聖と俗の間を生きる(遊行する人々の跡を訪ねて
 遊行する人々の跡を訪ねて/空也上人・西行法師・一遍上人を流れる心/他

第二部 『十一不二』の思想の実践
 弥陀の正覚と衆生の往生は一体である/一つは宇宙全体であり、宇宙全体は一つである/他

第三部 踊り念仏―一遍思想の神髄
 名号(南無阿弥陀仏)そのものが浄土の実現である/念々臨終なり、念々往生なり/他

第四部 「白木の念仏」を生きる
 時々刻々を臨終と思い名号を称えよ/俗の権威に屈せず念仏のあり方を示す/他

捨ててこそ生きる―一遍遊行上人
捨ててこそ生きる―一遍遊行上人栗田 勇

おすすめ平均
stars国宝「一遍聖絵」全12巻収録

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