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権現松

熊野権現が一夜の宿をとられた二股の松の木

 観音寺(別名さつき寺、和歌山歌山県上富田町生馬1977)の裏山にあった松の木についての話。

 観音寺の裏山に大きな松の木があった。この松は6mくらいの高さで二股になっていたという。
 昔、熊野権現が熊野に鎮座されるときに、この付近を通り、その二股の松の木に一夜の宿をとられたという。そのときから村人は権現松と呼んで崇敬した。権現松は後に大風で倒れた。

 観音寺は、参道石段の両側と境内一面に植えられたさつきが有名。開化時期は5月下旬から6月初旬にかけて。

(てつ)

2009.8.15 UP
2022.7.18 更新

参考文献