熊野神社(無量光寺境内社);神奈川県相模原市南区当麻578:全国熊野神社参詣記

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熊野神社(無量光寺境内社):神奈川県相模原市南区当麻578

TATSUさんからご投稿いただきました。ありがとうございます。

時宗大本山であった無量光寺境内にある熊野神社

無量光寺熊野神社

(旧・相模原市当麻578)

一遍上人ゆかりの無量光寺境内の熊野神社を参拝しました。
JR相模線原当麻駅下車徒歩20分程。

時宗、当麻山金光院。弘長元年(1261)諸国遊行の途中の一遍上人が亀形峰(きぎょうほう)と呼ばれる丘の上に妙見菩薩の祠を見つけ、ここに金光院という庵を結んだことに始まるといわれる。

嘉元元年(1303)一遍の弟子であった真教が遊行の後にこの地に無量光寺を建立し定住したという。
当時は遊行寺(神奈川県藤沢市)とともに、時宗大本山のひとつであった。
戦国時代には小田原の後北条氏と関わったり、また、近世には徳川家康より朱印地を認められるなど繁栄したが幾度かの戦火で諸堂は焼失、再建された本堂も明治26年(1893)の大火によって焼失した。

無量光寺二脚門

現在は仮本堂が残るのみだが、本尊は焼失を免れ、現在も人々の信仰を集めている。
道路より山門(二脚門)をくぐると境内、欝蒼とした参道を進むと、鐘楼、本堂があり、その先に一遍上人の立像がある。
一遍上人は、本宮証誠殿の百ヵ日の参籠のとき、白髪の山伏の姿をした熊野権現の霊告を感得して時宗を開いたとされているなど、熊野信仰と時宗は深いつながりがある。

無量光寺一遍上人像

熊野神社(熊野権現社)は、右手の鐘楼の奥にある。
堂には、「日本第一大霊験所」の扁額が掲げられている。
中を覗くと、「くまのごんげん」と表示があった。

無量光寺二脚門

熊野神社

(TATSUさん)

No.878

2008.10.2 UP
2021.4.22 更新

参考文献



神奈川県相模原市南区当麻

読み方:かながわけん さがみはらし みなみく たいま

郵便番号:〒252-0336

相模原市HP

相模原市 - Wikipedia
相模原市(さがみはらし)は神奈川県北部に位置する人口約72.3万人の市。政令指定都市である。 緑区、中央区、南区の3区で構成される。