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熊野神社:神奈川県横浜市金沢区朝比奈町578

熊もとさん&TENさんからご投稿いただきました。ありがとうございます。熊もとさんのHP「熊野・那智 バリアフリー情報」はこちら。TENさんのHP「神奈川県 鎌倉市 藤沢市 江ノ島 湘南の風」はこちら

熊もとさん

横浜横須賀有料道路、朝比奈ICそばです。
近くには鎌倉霊園があり、朝比奈切り通しがあります。
(現地では『朝夷奈』と看板にありました。これは『あさいな』と読むようです。一般的には『朝比奈』と表記され、『あさひな』と読みます)

朝比奈切り通しは地元ではいわくつきの場所だという話で、インターネット検索にかけてみても、色々でてきます(^^;;)
実際、今日行ったときは晴れて大丈夫でしたが、十二所方面から朝比奈切り通しまでへの道は木で暗くて道を水が流れてじめじめしておりました。 
そばには太刀洗川という、名前の通りそういうことがあった川も流れております。
(朝比奈切通しからの水もそちらを流れて行くようです)

由緒が書かれた神社の看板には、

朝比奈町鎮守 熊野神社

御祭神 速玉男之命 伊邪那美岐命 伊邪那美命
御由緒 古伝に曰、源頼朝鎌倉に覇府を開くや朝比奈切通の開鑿に際し守護神として熊野三社大明神を勧請せられしと。・・・以下略。

と、ありました。

インターネットで検索したところでは、ここにある熊野神社は鎌倉から鬼門(北東)の方角に有り、結界の役割をしている??みたいに書いてありました。
そうとう山の奥にたててあり、一般的な神社とは明らかに雰囲気も違います。
朝比奈切通しは雰囲気は明るいとはいえないのですが、熊野神社周辺は植物の生態が変わり、なんかぜんぜん別の場所に来たようでした。
(聖域だから??)


杉木立のなかを通る参道。下生えにはヤブミョウガの群生が。

天気が曇りですとさらに暗くなるので、一人ではお勧めできません。
夕方過ぎていくということはもってのほかでしょう。
落石もあるようで、また人もあまり来ないようです(駐車場など整備されてないので)。
本日行ったところでは、地元の少年風の2人が昆虫とりにいくのか、網を持って歩いてきました。
それしか見てません(^^;
ところどころに石碑や塚や窟がありました。

(熊もとさん)

2002.8.23 UP

TENさん

鎌倉市は天然の要害です。いまでこそ、鎌倉市に通じる道路がいくつかありますが、山越えの道とか、本数が少ない、それなのに鎌倉市周辺へ車でドライブや観光に来る方が多いので休日はよく渋滞します。
鎌倉には車ではなく、公共交通機関でいって、歩くとか、バスを使って観光したほうがよいと思います。やっぱり鎌倉市街の名所はゆっくり歩いてみるのがよいです。

海沿いの道も国道134号線ですから、渋滞の名所です。こちらは鎌倉だけでなく、逗子、葉山あたりから、由比ガ浜、稲村が崎、江ノ島や茅ヶ崎、鵠沼海岸といったように湘南全般の観光や、海へサーフィンやウィンドサーフィン、サーフボード、海を眺めるなどなどで、来る方の車で込みます。鎌倉周辺は渋滞の名所ですからね。

ところで、天然の要害という話を冒頭でしましたが、鎌倉幕府の防御策として、鎌倉への入り口は狭い切通しとなっていました。その中の朝比奈切り通しを紹介します。朝比奈切り通し自体は、どこのガイドブックにものっているとは思いますが。ここは歩いて通ることもできますし、昔の姿がほぼ残っているところだと思います。

鎌倉市側からは、バス停十二所神社から歩いていくことになります。

横浜市側から、バス停朝比奈を使うという手もあります。京浜急行金沢八景駅から大船行、上郷ネオポリス行、庄戸行といったようなバスが朝比奈を通ります。

朝比奈切通しに関しての説明は、鎌倉市観光課

この朝比奈切通しのすぐ近くにひっそりと熊野神社があります。なかなか訪れる観光客の方はいらっしゃらないでしょうが、瀟洒にして静謐、周りは森に囲まれたところです。源頼朝の時代に、朝比奈山山頂に熊野三柱大神を勧請、北条泰時が朝比奈切通しを作るときに建立したというのが由来ですから、今の神社の建物はそう古くないですが、鎌倉時代からつづく由緒ある熊野神社ですね。ヤタガラスも彫りこまれています。分かれ道には道標がありますのですぐわかります。

朝比奈切り通し

朝比奈切り通しです。

朝比奈切り通し

狭い道ですが、がけの上には人が潜めるような穴があります。

熊野神社道標

熊野神社にはこの道標を目印にしていきます。

熊野神社参道

この森の中に鎌倉の熊野神社があります。ただし、正確には横浜市との境にあって、横浜市に少し入った側にあります。

熊野神社鳥居

熊野神社社殿

熊野神社ヤタガラス

しっかりヤタガラスもいます。日本サッカー協会のシンボルです。

熊野神社由来

鎌倉の熊野神社の由来。

神奈川県神社庁では由緒はこうなってますが、写真の掲示板の文面とはちょっと違いますね。

由緒 [社頭掲示板]
源頼朝鎌倉に覇府を開くや、その艮方に当る朝比奈山上に熊野三柱大神を勧請、仁治年間朝比奈切通し開鑿に際し、北條泰時社殿を建立したと伝える。元禄八年地頭加藤太郎左エ門尉が神殿を再建して以来、里人の崇敬次第に篤きを加え、安永及び嘉永年間再度の修築が行われ。明治六年村社に列格、昭和九年神饌幣帛料供進神社に指定された。昭和五十三年本殿を新築、平成元年御大典を記念して新拝殿を完成して現在に至る。

本家の熊野のほうは熊野古道が世界遺産登録されましたが、鎌倉市も鎌倉を世界遺産として登録することを目指しているようです。

(TENさんのブログ「神奈川県 鎌倉市 藤沢市 江ノ島 湘南の風」こちらのページより転載)

(TENさん)

2006.6.4 UP

No.146

2002.8.23 UP
2006.6.4 UP
2021.4.23 更新

参考文献



神奈川県横浜市金沢区朝比奈町

読み方:かながわけん よこはまし かなざわく あさひなちょう

郵便番号:〒236-0034

横浜市HP

横浜市 - Wikipedia
横浜市(よこはまし)は、関東地方南部、神奈川県の東部に位置する都市で、同県の県庁所在地。政令指定都市のひとつ。日本の市町村で人口が最も多く、神奈川県内の市町村で面積が最も広い。旧武蔵国と旧相模国の一部。