■ 全国熊野神社参詣記
TATSUさんからご投稿いただきました。ありがとうございます。
熊野三社権現（諏訪神社境内社）
埼玉県秩父市品沢1012
埼玉県秩父地方は、奥秩父、奥武蔵野の山々に囲まれた盆地にある。
古くからの文化を育んできており、日本最古の貨幣といわれた「和銅開珍」も秩父産の銅で鋳造された。
また、武甲山、三峰山は修験道の山々でもあり、今でも地名にその跡を残している。
村と村とは峠で結ばれており、山梨県、長野県とも峠で接している。
秩父は無数の山ひだで区切られた耕地（集落）が多く、耕地ごとに神仏を祀る寺や神社がある。
熊野神社も各地に鎮座しているが、いずれも小社で、神社庁の資料にも記載されていないものが多く、
御祭神、由来も明羅かでない場合が多い。旧家が氏神として、熊野神社を祀る場合もある。
諏訪神社拝殿
諏訪神社神楽殿
県道270号線と40号線の交わる品沢で270号線をすこし北に進むと左手に諏訪神社が見られる。
境内には,社務所、品沢集会センター、神楽殿もある。
諏訪神社本殿の裏、林の中に熊野三社権現と合殿社（稲荷大明神.軽津主神）が鎮座。
この二社は奥宮と呼ばれ、熊野社には古くから祈雨の信仰がある。
明治四十二年に諏訪神社に合祀された。
（「埼玉県の神社」参照）
御祭神：不明
「地図で歩く秩父路」飯野頼治著（さきたま出版会）を参考にしました。
Thanks TATSUさん
2007.10.4 UP
No.773
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