補陀洛山寺
新宮にある、神倉神社を後にし那智大社へ向う入り口に補陀洛山寺はあります。
初めて聞かれる人もいると思いますが、補陀洛とは観音菩薩さまがいる浄土のことを
さし、といっても宗教に無知な、かりんは浄土がどのようなところかわかりません(^^;
仁徳天皇の御代(313〜399)にインドより裸形上人が熊野浦に漂着し、
開かれたとゆう天台宗のお寺です。名前の通りこの上人は裸だったそうだが
TVでみたインドのある宗派も裸だったよな・・・男女とも。
補陀洛渡海って言葉をしってますか?熊野の浜は遠く黄泉の国へ
通ずるという海上信仰があり、北の方でもそういう信仰はあるけど、
哲夫さんから聞いた話では沖縄にもあったそうです。ルーツがわかりますね。
そして、このお寺が補陀洛信仰の根本道場で渡海のための
儀式を司る場所であったんですね。
儀式が終わり補陀洛(観音浄土=ユートピア)を目指す。
渡海の多くは11月、北風が吹く夕刻を選んでおこなわれたとか・・・
舟には30日分の食料・油がつまれ渡海僧は当日、秘密の修法をし、
熊野権現を拝し・・・のりこむ。
曳かれながら舟は網切島で白網を切られる・・・・入水往生である。
中には恐怖心から逃げ出そうとした僧もいたが、捕まえられ
沈められた僧もいるとか。考えただけで恐怖心が沸き起こりこの場を
早く立ち去りたかったですね(^^;
でも、この舟、十字架のようなものがささってませんか?
これは・・・なんのための道具なんでしょう?
かりんさんの熊野参詣記TOP NEXT