■ 熊野の説話

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◆ 子供の痛みを取る木のコブ


 熊野古道「紀伊路(きいじ)」沿い、大神社(芳養王子跡)から出立王子に向かってを数百メートル歩いていくと、田辺市芳養松原の集落のなかに和歌山から18里の一里塚があります。 Yahoo!地図
 一里塚にはお地蔵様が祀られ、土地の人々には「塚の地蔵さん」と呼ばれ親しまれています。

塚地蔵

 昔はお堂はなく、榎の根元辺りに1体のお地蔵さんが祀られているだけだったそうです。

 この榎の幹には子供の頭の大きさくらいのコブがあり、子供たちが頭痛や歯痛、腹痛などを起こしたとき、このコブを撫でて、その撫でた手を痛むところに当てると、痛みが取れると伝えられています。

(てつ)

2010.9.16 UP

 ◆ 参考文献

芳養町誌編纂委員会『芳養町誌』田辺市芳養公民館

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