■ 熊野の本 | ||||||
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◆ 保坂和志『季節の記憶』中公文庫 |
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レビュアー:てつ(2009.3.18 UP) とある人から「主人公がてつさんに似ているんですよ」と言われて借りて読んだ本です。 読んでいてほのぼのと和んできます。 ストーリーはありません。事件の様なものは起こらず、日常がだらだらと綴られます。 たしかに主人公は私と似ているかも、と思いました。
熊野は舞台として登場しませんが、蛯乃木さんという重要な登場人物の一人が白浜に住んでいて、ときどき主人公のもとに電話をかけてきます。 蛯乃木さんの言葉。 「しゃべるときのシチュエーションしか頭にないんやな。あいつ、完全に言文一致しとんじゃ」(208頁) 「"てにをは" 使わんオッサンもおるぞ。 「でも、こっちは無敵のオッちゃんがゴォロゴロおんねん。
平林たい子賞、谷崎潤一郎賞受賞作。 (てつ) |
* * * プレーンソング * * * 草の上の朝食 * * * この人の閾 * * * カンバセイション・ピース * * * |
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保坂和志さんの著作
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