■ 熊野の本 | ||
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◆ ヤマザキマリ『テルマエ・ロマエ』4 ビームコミックス(エンターブレイン) |
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時空を超えるお風呂マンガです。 熊野の温泉が登場するわけではありませんが、「三千〜世界の〜鴉を殺し〜」という都々逸が歌われます。 三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい。 この都々逸は、幕末の志士・高杉晋作の作と伝えられています。 熊野牛玉宝印は、裏面に誓約文を書いて誓約の相手に渡す誓紙として使われてきました。熊野牛玉宝印によって誓約するということは、熊野の神にかけて誓うということでした。 熊野の神への誓約を破ると、熊野の神のお使いであるカラスが三羽亡くなり、誓約を破った本人は血を吐いて地獄に堕ちるとされていました。 しかし江戸時代になると熊野牛玉宝印の権威はなくなり、遊女と客が取り交わす誓紙にまで熊野牛王が使われ、「誓紙書くたび三羽づつ熊野で烏が死んだげな」という小唄も歌われました。 熊野牛玉宝印は、熊野の神のお使いがカラスなのでカラスでデザインされています。 (てつ) 2012.2.23 UP
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