■ 熊野の説話

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◆ 阿波国の轟の滝


 柳田国男の「日本の伝説」より。

 阿波の海部川(かいふがわ)の水源には、轟(とどろ)きの滝、一名を王余魚(かれい)の滝という大きな滝があって、山の中に王余魚明神という社がありました。この滝の近くに来て、紀州熊野の那智の滝の話をすることは禁物でありました。那智の滝とどちらが大きいだろうといったり、またはこの滝の高さを測って見ようとしたりすると、必ず神のたたりがあったというのは、多分この方が那智よりも少し小さかったためであろうと思います。(燈下録。徳島県海部郡川上村平井)

 徳島県海部郡川上村平井は現・徳島県海部郡海陽町平井。
 轟の滝は、落差58mの徳島県一の滝。轟神社の摂社の本滝神社のご神体。
 那智の滝は落差133mの日本一の直瀑

(てつ)

2013.11.12 UP

 ◆ 参考サイト

柳田國男 日本の伝説 - 青空文庫
轟九十九滝 - wikipedia

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