■ 熊野の歌 |
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◆ 加納諸平 |
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国学者であり紀州藩の藩士であった加納諸平(かのうもろひら。1806 〜1857)は、藩命を受け、『紀伊続風土記』撰修のために熊野を三度訪れていますが、歌人でもあった諸平はその折に出会った熊野の風景や風俗などを歌に詠んでいます。 新宮市出身の文学者・佐藤春夫は、加納諸平のことを随筆「熊野路」で、 諸平は熊野の人ではないが前後三回の熊野踏破中に得た数十首の秀歌によつて郷土詩人であるかの観がある。 と述べており、諸平の歌をいくつか引用しています。 熊野の木こりの暮らしぶりを詠んだ歌、3首。
加納諸平が訪れた当時、熊野の山中に暮らす人々は木の実を主食とする採集生活をしていたのですね。 那智の滝を見て詠んだ歌、3首。
(てつ) 2004.2.24 UP ◆ 参考文献・引用文献
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