熊野神社(御嶽神社境内社)
千葉県館山市腰越447
JR内房線九重駅下車徒歩20分ほど。
周囲は畑、境内は松林に囲まれている。
農作業をしていた人が話しかけてきた。賽銭泥棒が多いので注意しているとのこと。
社殿は立派である。嘉永二酉年(1849)の銘がある手水石がある。
境内社は社務所(?)と並んで拝殿の右側にある。
覆屋の中には本殿が四社祀られているが、熊野権現はどれかは不明。
御嶽神社鳥居
御嶽神社社殿
御嶽神社境内社
御嶽神社境内社
御祭神 不詳
由緒 不詳
紀伊半島と海上交通でつながる房総半島には熊野の社領が多く、
館山平野にあった社領は群房庄といい、館山市広瀬を含むその周辺地域である。
永暦年中(1160−61)に後白河法皇が新熊野社を京都に勧請した際に
仏聖灯油料としてこの地を新熊野社に寄進した。
現在も多くの熊野神社が残っているが、広瀬に一番近いのが、この熊野権現である。
もともとは腰越と三芳村本織との境に近い上ノ台というところに祀られていたが、
明治になって御嶽神社の境内に移されたのだという。