椎名神社
千葉県千葉市緑区椎名崎町633
京成電鉄おゆみ野駅より徒歩5分。
線路の北は新興住宅地が広がるが、神社のある南はまだ里山の風景が残っている。
真言宗豊山派聖寶寺と椎名崎町集会所に隣接した高台に鎮座している。
境内の狛犬は、頭部が摩滅しているが、台座には天保十年(1839)の銘がある。
おゆみ野駅周辺には、他に熊野神社が三社鎮座している。
富岡町298、落井町92、古市場町380の熊野神社である。
祭神の、伊邪那岐尊、速玉之男尊、須美熊夫尊は共通である。
御祭神 天之御中主命(妙見社の祭神)
伊邪那岐尊
速玉之男尊
須美熊夫尊
(御祭神は「千葉県神社名鑑」参照)
由緒 不詳
椎名神社は、天平十六年(744)の創建で、もとは熊野神社と称していたという。
明治二十二年(1889)四月に椎名大明神と合併し、現在名に改められた。
また明治四十二年(1909)十月に椎名城趾内の妙見社の他、
字谷津前の香取社、字宮ノ下の天神社、字池ノ入の第六天社、字泉谷の弁財天社が合祀され、
その後、昭和四十六年(1971)七月に椎名崎町510鎮座の白幡大権現も合祀された。
これらの祠は、椎名神社の右手の小高い場所に祀られている。
椎名神社境内社