国道42号を紀伊半島の東側の海岸線沿いにお車で南下しながら東紀州、新宮、那智勝浦をめぐる観光プラン。
名古屋方面または京阪神方面からお車で。
2泊3日。1日めに東紀州と新宮をめぐり、新宮で宿泊。2日めに那智山へ、勝浦温泉で宿泊。3日めに帰途につく。
国道42号は片側交互通行の箇所もありますが、大型バスも通行可能です。
1日目 移動&観光
名古屋西IC 熊野市へのアクセス
↓ 東名阪・伊勢道接続
勢和多気JC
↓ 紀勢自動車道
大宮大台IC
↓ 国道42号
熊野市
↓ 国道42号
花の窟神社
↓ 国道42号を有馬町の信号で右折。車で約5分
産田神社
↓ 再び国道42号まで戻って新宮方面へ。車で約20分。
梶鼻王子跡
↓ 国道42号平島の信号で右折、県道141号を紀宝町神内方面へ。車で約5分。
神内神社
↓ 再び国道42号まで戻って新宮方面へ。車で約10分。
熊野速玉大社
↓ 車で5分
神倉神社
お時間があれば阿須賀神社・徐福公園・浮島の森など新宮の町を散策。新宮市の観光名所
新宮で宿泊
※熊野市から紀宝町鵜殿までは県道141号で結ばれているのですが、途中崩落して通行不能な箇所がありますので、国道42号をいったん外れた後も国道42号に戻るようにしたほうが無難だと思います。
2日め 那智山、太地
新宮
↓ 車で約20分
熊野三所大神社&補陀洛山寺
↓ 車で約10分
熊野那智大社&那智山青岸渡寺
那智の滝(飛瀧神社)
↓ 車で約15分
くじらの博物館
お時間があれば古式捕鯨関連史蹟めぐり。太地町の観光名所
勝浦で宿泊
勝浦温泉は被害がありません。通常営業しています。
温泉も熊野の魅力のひとつ。ゆったりと浸かって、疲れを癒してくださいませ。
3日め
勝浦温泉
朝から入る温泉もいいものです。ぜひ朝の温泉もお楽しみくださいませ。
帰途に着く。
京阪神方面の方は、来た道で戻らずに国道42号を紀伊半島の西側の海岸線沿いに北上すると、行きと帰りでぐるっと紀伊半島の海岸線を回るようになります。
- 花の窟神社(三重県熊野市有馬町)
被害ありません。
社殿はなく、花の窟と呼ばれる高さ70mに及ぶ岩壁をご神体とする神社。多くの神々を生んだイザナミは、最後に火の神カグツチを生み落とし、陰部を焼かれて亡くなってしまいますが、そのイザナミを葬った墓所が花の窟だとのこと。
- 産田神社(三重県熊野市有馬町)
神社横の産田橋が通行不能ですが、神社は無事です。
イザナミがここで火の神カグツチを生み落とし、亡くなった、とされる場所。
- 梶鼻王子跡(三重県紀宝町)
被害はありませんが、前の浜には流木などがいっぱい。
熊野古道「伊勢路(いせじ)」にあった数少ない王子社。今は大岩があるのみ。
- 神内神社(三重県紀宝町神内)
被害ありません。
社殿のない、磐座をご神体とする神社。
クスノキなどの巨木も素晴らしいです。
- 熊野速玉大社(和歌山県新宮市新宮)
社殿には被害ありません。御旅所(上流へ2km)は浸水被害がありました。
熊野三山のひとつ。神倉神社が元宮だとされます。
- 神倉神社(和歌山県新宮市神倉)
ほとんど被害ありません。
熊野の神が熊野において最初に降臨した場所。そのため神倉神社は熊野根本大権現とも呼ばれました。お燈祭りが有名。源頼朝寄進と伝わる鎌倉積みの石段と、ゴトビキ岩がすごい。
- 熊野三所大神社&補陀洛山寺(和歌山県東牟婁郡那智勝浦町浜の宮)
被害ありません。
補陀落渡海の根本道場、補陀洛山寺。
- 熊野那智大社&那智山青岸渡寺(和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山)
熊野那智大社の社殿の裏山が崩落。
熊野三山のひとつ。もともとは那智の滝を神とする自然崇拝からおこった社。
- 那智の滝(和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山)
滝左手の山が崩落。滝壺が埋まりました。
滝もとには飛瀧神社が鎮座。神社とはいっても本殿も拝殿もなく、滝を直接拝む形になります。滝が御神体の神社。かつての熊野の自然崇拝の有り様を今に伝えている神社のひとつです。
台風12号による紀伊半島豪雨災害後の那智の滝
- くじらの博物館(和歌山県東牟婁郡太地町太地)
被害ありません。
和歌山県太地町にあるくじら専門の博物館。くじら専門の博物館としては世界最大規模。
那智勝浦町のお隣の太地町は古式捕鯨発祥の地です。
熊野は広く、被害のない地域も多くあります。
全国のみなさまのお陰で復旧作業が進んでおりますが、熊野の内においても被害のない地域が被害のある地域を支えられるように、被害のない地域では観光や宿泊をしてお金を使っていただけるとありがたいです。
応援よろしくお願いいたします。
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(てつ)
2011.10.21 UP
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