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◆ 梅原猛『中世小説集』新潮文庫


レビュアー:てつ(2007.8.30 UP)

 梅原猛氏初の小説集。8篇の短編が収められていて、そのうちの1篇が「熊野の本地」。

 熊野の本地(熊野の神様の前世)を熊野比丘尼が聴衆の前で語るという形の小説です。ストーリーはもちろん、私が『神道集』から現代語訳した「熊野の本地」と同じですが、細部に梅原猛氏の創作が入っています。

 どの部分が創作なのか、私の現代語訳と読み比べてみるのもおもしろいかも。

(てつ)

中世小説集 (新潮文庫)
中世小説集 (新潮文庫)梅原 猛

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