■ 全国熊野神社参詣記 |
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無生太夫さんからご投稿いただきました。ありがとうございます。 |
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熊野神社埼玉県秩父市荒川贄川(詳細番地不明)秩父市方面から国道140号線を贄川沢にかかる手前を右折し、 駐車できる場所が近くに無いです。 杉林の中に鎮座しています。 上屋内に3社祀られています。 昭和46年に”神輿”が奉納された記念の碑です。 上屋の左後ろに首のない石像と境内社がありました。 《 御祭神 》
上屋内に数社が並祭されています。 不詳 →秩父地方の熊野社は、熊野三社の”新宮”の系統で”熊野速玉神”を祀っていることが多いと云います。 《 御由緒 》
”上郷”耕地に鎮座しています。 創立の年代等は不詳ですが、『新編武蔵風土記稿』から推測すると1800年以前にはすでに祀られていたようです。 また、荒川贄川の”下郷”耕地の熊野神社の獅子舞は、別名御殿ざさらと呼ばれ、室町時代(1480年頃)に熊倉城主、”長尾意玄入道景春”に召されて城中で舞ったと伝えられています。 上・下郷の熊野神社はその頃から祀られていた可能性も考えられます。 なお、荒川贄川の鎮守社への合祀の記載はありませんでした。 《 近世編纂書物等への掲載推定 》
『新編武蔵風土記稿』…熊野社 《 祭 り 》
祭礼は夏に行われるようです。 付祭は”子ども神輿”のねり歩きが行われます。 現在の神輿は、上郷耕地出身の有志から昭和46年に寄進されたものだそうです。 それまでの神輿は、にわか作りで、藁を集め縄で巻き、それに樫の葉や各戸に配布する玉串をさしたものだったと云います。 神輿のねり歩きは、まず耕地の1軒1軒の庭先へもみ込んで行ってはやしたて、玉串を配布するのが習わしのようです。 各家庭ではお菓子や現金を準備して子どもたちに与えて、その労をねぎらい、神の御利益にあずかると云います。 最近では、縁起を担いで他耕地の民家や商店・料亭等の広い範囲に出張するようになったそうです。 なお、”下郷”耕地の熊野神社では獅子舞が奉納されています。 【秩父郡神社明細帳(乙)村社八幡大神社】
【秩父郡神社明細帳(乙)無格社猪狩神社】 『村のまつり 荒川村』 平成4年 『秩父の伝説』 平成19年 無生太夫さんのブログ記事「熊野神社」より
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