落差83mの段瀑
熊野川町の田長(たなご)谷にある2段の大滝。
国道168号線鼻白の滝バス停脇に田長谷林道の入り口があり、林道を車で2分ほど行くと、橋があり、それを渡ったところで車を止めます。
橋のあたりからも右手に滝を一部見ることができますが、全体を見るには遊歩道を少し歩かなければなりません。
遊歩道を5分ほど歩くと、「鼻白の滝」の一ノ滝の滝つぼまで行けます。
滝下は崩落した巨岩がゴロゴロしています。
水量が豊かで、周囲も天然林に覆われています。いい滝です。
落差83m。一ノ滝が45m、一ノ滝の上にある二ノ滝が38m。
「鼻白の滝」という名は、昔この滝に鼻の白いウナギが住んでいたことに由来するそうです。
林道に戻り、もう少し先まで林道を車で進んでいくと(1分ほど)、林道脇にベンチが置かれた場所があります。
そこからは対岸に滝の全容を見ることができます。遠くから眺めても、そのスケールの大きさが伝わってきます。
林道は道幅が狭いので、対向車には十分気を付けて走行してください。
(てつ)
2002.11.22 UP
2019.12.12 更新
参考文献
- 小坂橋淳『紀州の滝340』紀伊民報社
リンク
鼻白の滝へ
アクセス:JR新宮駅から本宮方面行きバス、鼻白の滝バス停下車、徒歩20分
駐車場:遊歩道入口近くに駐車スペースあり