南方熊楠が守った猿神さん
社伝によると御柏原天皇の大永4年(1524)ころ勧請。
江戸時代には山王権現と呼ばれていました。山王権現は比叡山延暦寺の土地を守護する神様。
明治の神仏分離により日吉神社と改称。
山王権現は猿をお使いとするので、地元の人たちは「猿神さん」と呼びます。
日吉神社の御神木の楠。社務所の屋根の上に枝を延ばしています。
明治時代に合祀されて廃社にされそうになりましたが、南方熊楠が烈しく抗議し、合祀を免れました(南方熊楠の随筆:紀州俗伝(口語訳14-4))。
近くに国指定の史跡磯間岩陰遺跡があります。
狛犬
通常の狛犬もあり、猿の狛犬もあります。
主祭神
大山咋命、大国主命、若年神
摂社
猿田神社(祭神は猿田毘古命)
熊野神社(祭神は家津御子命)
(てつ)
2009.9.7 UP
2001.8.3 更新
2022.7.15 更新
参考文献
日吉神社へ
アクセス:JR紀伊田辺駅から徒歩20分
駐車場:駐車場なし