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梶取崎(かんどりざき)

和歌山県太地町太地3267 太地村:紀伊続風土記(現代語訳)

古式捕鯨山見跡、くじら供養碑、梶取崎灯台

梶取崎

 梶取崎園地。芝生が広がる岬に白亜の梶取崎灯台。

 梶取崎は燈明崎とともに古式捕鯨の船団を総指揮した「山見」のひとつ。
 梶取崎という地名は、熊野灘を航行する船がこの岬を目標にして舵を取ることから付けられたといわれます。

鳴子岩

鳴子岩

梶取崎園地の駐車場横には「鳴子岩」という岩があります。

鳴子岩(なるこいし)

この大岩、昔から石でたたくと独特な音がするので、この名で呼ばれている。おそらく音色の違いによって昔の人々は明日の天気を占ったものと思われる。

太地町教育委員会

諏訪神社

諏訪神社

 駐車場近くに鎮座する諏訪神社。

くじら供養碑

くじら供養碑

 園地内にくじら供養碑。毎年4月29日に、ここで「くじら供養祭」が行われます。

夫婦いぶき

夫婦いぶき

 夫婦(めおと)いぶき。2本のいぶきが連れ添うように生えています。

太地町指定文化財(天然記念物)

1. 名称 夫婦いぶき
    (一名イブキビャクシン)
1. 本数 2本
1. 指定年月日 昭和58年3月24日
1. 所在地 太地町大字太地字南通谷1433番地の1
1. 所在者 南紀開発株式会社
1. 説明 この2本のいぶきは、樹齢推定350年(幹周り 253cm 223cm)江戸時代初期のころ、遠見番士よって植えられたものと思われる。その後、太地の歴史とロマンを秘めて、熊野灘の潮風に向かって生き続けるこの夫婦いぶきは、梶取崎の象徴として私たちの心に生きる天然の文化財である。

太地町教育委員会

梶取崎灯台

梶取崎灯台

 梶取崎灯台は明治32年(1899年)11月に初点灯。灯台のてっぺんには「風見鯨」。

古式捕鯨梶取崎狼煙場跡

古式捕鯨梶取崎狼煙場跡

 灯台のある所から更に岬の突端へ行くと、古式捕鯨の狼煙場跡があります。

 狼煙場跡の辺りからの眺め。

梶取崎

梶取崎

梶取崎

(てつ)

2010.7.19 UP
2020.7.6 更新

参考文献

梶取崎へ

アクセス:JR太地駅から町営じゅんかんバスで20分、梶取崎バス停下車すぐ
駐車場:無料駐車場あり

太地の観光スポット