日本の滝100選、落差53mの滑段瀑
熊野川支流の楊枝川の枝谷、布引谷にある落差53mの滑段瀑。日本の滝100選のひとつ。
本宮から国道168号線を新宮方面に下り、途中、熊野川町役場近くで熊野川にかかる三和大橋を渡り、対岸の三重県紀和町へ。
「布引の滝」の案内板を頼りに楊枝川沿いの道路を遡ります。途中、道路沿いに松山滝、荒滝の2つの滝があり、荒滝から200mほど行くと、布引の滝が見えます。
花崗岩の岩盤に1枚の白い布を垂らしたかのような、音もなく水が流れ落ちる優美な滝です。
道路からは3段しか見えませんが、見えない所でもう1段あり、4段の段瀑となっています。
また周辺の森は、紀和町により「きらずの森」と定められ、保護されています。
滝つぼ付近まで石段が作られていて、下まで降りていくと(約5分)、落差29mの1番下の段の滝を正面から眺めることができます。
この滝は下流の荒滝とともに修験道の行場であったことでも知られています。
(てつ)
2003.4.23 UP
2020.1.30 更新
参考文献
布引の滝へ
アクセス:JR熊野市駅から車で約1時間
駐車場:滝より200mほど先に無料駐車場あり