瀧本にある無社殿神社
瀧本という集落にある無社殿神社。
国道168号から県道44号「那智勝浦熊野川線」に入り、瀧本まで。
小口(こぐち)を過ぎてからの瀧本までの車で30分ほどの道中は熊野の山深さをあらためて実感させてくれます(道幅が狭いので、対向車には十分気を付けて走行してください)。
この階段を登っていきます。徒歩1〜2分ほどで神社らしい石段が現われます。
詳細は不明。『紀伊続風土記』の滝本村の項にも記述はありません。
石畳の参道と、まだ新しい木の鳥居。
参道は直角に曲がっています。
石組みが3つ。
彫り物がほどこされています。3つの宝珠(?)と、隣りに供えられているのは何でしょうか?
文政7年の石灯籠が2つ。石段の正面には平地が開けています。
文政9年の記念碑が隅のほうに。
瀧本にはその地名の元となった宝竜の滝という素晴らしい滝があります。
(てつ)
2017.3.12 UP
2020.11.19 更新
参考文献
- 桐村英一郎『祈りの原風景: 熊野の無社殿神社と自然信仰』 森話社
リンク
瀧本の高倉神社へ
アクセス:JR新宮駅から車で約1時間、徒歩約3分
駐車場:駐車スペースあり