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50年後を見据えて熊野の観光振興のために今やるべきこと(ショートバージョン)

南紀熊野観光塾の課題

南紀熊野観光塾で与えられた課題「50年後を見据えて熊野の観光振興のために今やるべきこと」について3分間で話した内容。2014年1月20日(月)。

3分間用の原稿は用意しておらず、その場で考えながら話しました。
きちんとは覚えていないので、だいたいこんな感じということで。一昨日のことですが、記憶がこんがらがっていてあやふやです。

てつ

日本の三大聖地といえば「伊勢、熊野、出雲」といわれますが、日本の歴史を考えたら熊野が圧倒的にスゴいです。

熊野は日本の宗教の中心地であり、日本の文化に大きな影響を与えました。

熊野のことをよく知る人は、熊野のことを、日本の原郷、日本人の心の故郷、日本の核心、日本の中心などと言ってくれます。

熊野は日本にとって特別な場所です。

50年後を見据えて熊野の観光振興のために今やるべきことは、まずは熊野が日本にとって特別な場所であったということを地域の内外で知ってもらうこと。

そして、過去においてそうであったというだけでなく、今これから未来においても熊野が日本にとって特別な場所であるようにすること。

熊野は再生の地、蘇りの地といわれます。ならば熊野が日本の再生のために貢献しなければなりません。

東日本大震災復興構想会議の特別顧問(名誉議長)をつとめられた梅原猛先生は「熊野から、自然との共存を根底においた生き方、思想を発信せよ」ということをおっしゃられました。

生命誌の研究されている中村桂子先生は「紀州が3.11以降の日本再生のリーダーになってください」ということをおっしゃられました。

熊野をよく知っている人は熊野ならばそれができると期待してくれています。

日本を再生するには人々の価値観の転換が必要です。

WWFが提案したマグロ資源の持続可能な利用を求める署名に2014年1月現在日本企業として唯一賛同しているのが熊野勝浦の水産加工業者です。

人々の価値観を揺さぶるような取り組みを、熊野の住民や様々な事業者さんたちが行うこと。

日本の歴史が動くとき熊野が動く、熊野が動くとき日本が動く、という言葉があります。

今こそ熊野が動くときです。

過去において熊野が日本にとって特別な場所であったということを知ってもらうことと同時に、今これから未来においても熊野が日本にとって特別な場所であるようにすること。この2つのことが今やるべきことです。

(てつ)

2014.1.22 UP
2021.5.12 更新

参考文献