熊野詣の帰路に病没したと伝えられる小野小町
平安前期の女流歌人、小野小町(おののこまち)の熊野詣のお話。
熊野古道「紀伊路」山口王子跡の近くには小野小町のものとされる墓があります。小野小町は熊野参詣の帰路、山口の里で病いに倒れたといいます。里人は一宇を立て小野寺と称しました(現在は廃寺)。近くにある遍照寺には88歳の老いさらばえた姿の小野小町木像が安置されています。
(てつ)
2008.2.4 UP
2022.7.18 更新
参考文献
- 宇江敏勝監修『熊野古道を歩く (歩く旅シリーズ) 』山と渓谷社