熊野別当が鋳造、再鋳した国指定重要文化財の梵鐘!
@mikumano 愛知県蒲郡市の博物館に熊野との関係が分かるという梵鐘がありました。 pic.twitter.com/73cymFhbQX
— kawak (@kawagggg) 2015, 7月 27
銘文
三河國藥勝寺椎鐘
承元二年己巳五月日
本願主金剛佛子永範
改寛喜二年庚刀卯月三日
大勧進金剛佛子行範
大衆並結縁衆等
蒲郡市博物館(所在地)
勝善寺(所有者)
(kawakさん)
番外編 No.36
(てつによる追記)
勝善寺(愛知県蒲郡市坂本町深山26)の梵鐘。
寛喜2年(1230年)の銘があり、在銘の梵鐘では愛知県下最古。
国の重要文化財。現在は蒲郡市博物館(愛知県蒲郡市栄町10-22)に寄託展示されています。
第16代熊野別当・永範(長範)が承元2年(1208)に鋳造したものを、第19代熊野別当・行範が寛喜2年(1230)に再鋳した梵鐘が国指定重要文化財!
勝善寺は承元2年(1208) 高野山の僧 助源法師が、熊野三山の尊をこの地に勧請したのが始まりという古寺で、通称 坂本の観音様 と呼ばれている。
本尊の「木造千手観音立像」は、室町時代初期に熊野の古木にて彫られたと言われる秀作で、33年に一度開帳される秘仏。
2015.8.2 UP
2021.6.4 更新