河内源氏2代目棟梁・源頼義による勧請
境内に設置されている由緒によると
祭神は 伊弉諾(いざなぎ)神、伊弉再(いざなみ)神、速玉男(はやたまおの)神 です。
創建は、天喜二年(1054)9月。源頼義奥州に赴く途中、大風に遭い、紀州熊野権現に祈願して遭難を免れ、当地に漂岸。
源頼義は熊野権現のご加護に感謝し、社殿を造営す。
その後、徳川家康の父、松平廣忠は崇敬厚く、社領、狛犬を寄進し、松平(徳川)家の祈願所と定める。
写真の狛犬は家康の父が寄進したものとは違うと思われます。
この場所は、西側が伊勢湾の奥にあたる衣浦(きぬうら)湾に面し、昔から漁業が盛んな地でした。
このため境内には海上の安全と豊魚を祈念する那智社(速玉男神)が祀られ、
更に伊弉那岐(いざなぎ)、伊弉那美(いざなみ)神の御子で、海を掌(つかさど)り給(たも)う神である海神(大綿津見:オオワダツミ 神)社が祀られています。
那智社
海神社
この地では、お寺も多く、寺を会場にした「大浜てらまちウォーキング」が例年10月第三日曜日に開催されており、参拝を兼ねて見学してきました。
(河合さん)
No.807
2007.11.28 UP
2020.8.29 更新