江戸時代には臨済宗祥雲寺に祭られていた熊野神社
犬山市大字塔野地字東屋敷31番
ここの熊野神社は、犬山駅と日本ライン(木曽川船下り)の乗船場である今渡駅(岐阜県可児市)方面とを結ぶ名鉄広美線の犬山駅から一番近い冨岡駅から東方約1キロの位置にあります。
しかし従来の犬山駅は、西出口しかなく、近くて遠い存在でしたが、最近、駅が改築され、東側への出口が新設され、駅東周囲も都市開発され、新しい建物ばかりでした。
この都市化の流れで、神社前の道路も拡幅済みで、参拝のための移動もスムーズでした。
御祭神
伊弉冉尊、素盞嗚尊
御由緒
勧請年月日は不詳であるが、市史によると慶長10年(1605)の棟札があり、片桐市正(いちのかみ)且元<秀吉の嫡男秀頼の傅役>の妻が尾張出身であり、その縁で荒廃して神主社僧もいなくなっていた熊野神社を再建したと書かれてある。
鳥居から拝殿・本殿に向かう参道です。約50M以上ありました。
蕃塀と拝殿です。
本殿です。
拝殿内の内部。南北の鴨居には、日本画、東西には狂詩が板に描かれていました。
残念なことに絵が薄れて、説明できません。
(河合さん)
No.954
2009.5.20 UP
2021.6.29 更新
参考文献
- 『犬山市史』