旧神野村の村社であった熊野神社
古くからの集落の一角にある割には、境内は狭かった。
特徴として、門札の隣に「お地蔵様」が安置されている。
しかも境内の一角に33体のお地蔵様が安置されていた。
隣接地に「阿羅漢堂」があり、その関係と思われる。
江戸時代まで、神仏が同居していた名残りかもしれません。
御祭神
伊弉冉尊
御由緒
岩倉町史から引用。
創立は文冶元年(1185)という伝承があるが、それはともかくにして古くから神野村に鎮座した神社であると思われる。
「寛文村々覚書」には「権現 社内年貢地」とあり、「尾張徇行記」には「・・・熊野権現社内・・・」とある。
したがって、古くは「熊野権現」と称せられたものと思われる。
神社正面です。門札の横にお地蔵様、そして奥に33体の地蔵が安置されています。
不浄除け(蕃塀) 狛犬が同体となっています。
拝殿にある扁額です。特徴のある書体です。
(河合さん)
No.913
2009.3.21 UP
2021.7.9 更新
参考文献
- 『岩倉町史』