小牧市の北部にあり、天下の奇祭「豊年祭り」で有名な田県(たがた)神社の東方近くにあります。
この久保一色地区に、熊野社、田県社、神明社があり同一氏子であるため、明治時代以降、社宮寺が担っていた豊年祭りの祭祀の役割を二社が引き継ぎ、場所提供などの協力関係があるようです。
また熊野社は久保山という小高い山にあり、犬山と小牧山との中間に位置することから、家康と秀吉が戦った「小牧・長久手の戦い」では、秀吉方が築いた久保山砦の跡でもある。
御由緒
境内にある昭和59年建立「伊勢湾台風復興記念碑」の背面には、600年前から産土神として御鎮座とあるが、ご祭神の説明がなく、市史には康永年間(1342~44)創建しか記述なく、残念ながら不明です。
拝殿・本殿。昭和34年(1959)9月の伊勢湾台風で甚大な損害を受け、昭和59年(1984)再建されました。
拝殿にある「熊野社」の扁額。
再建記念石碑と久保山砦跡の説明文(左にある白い案内版)。
(河合さん)
No.958
2009.5.24 UP
2021.7.11 更新