紀州より移住した鈴木某による創建と伝わる熊野神社
幸田町大字菱池字矢尻46
当社鎮座地は、幸田町の中心にあり役場や商工会館も近くにある。
この神社の前を通ったことは
あるが、交差点の一角であり、安全確認のため他所見できないため熊野神社という認識はなく、立派な神社があるという記憶でした。
このため神社への道筋は頭に入っており到達は容易でした。
初めて境内に足を踏み入れた印象は古式ゆかしく、落ち着いた神社でありました。
社標です。第一と第二鳥居の間に建立されています。
拝殿と本殿です。
拝殿の正面と扁額です。扉の紋章は熊野神社の紋です。
大きな熊野神社の由緒碑です。
御祭神
伊弉册命 伊雑大神 経津主命 猿田彦命
御由緒
社伝に建歴年中鈴木某紀伊の国より三河にきて、この地を開拓数年信頼して住民増え産土神として熊野権現を向かえ祀るという。
文化10年(1813)6月拝殿を造営し、文久2年(1862)
8月22日本殿を再建する。
明治元年、熊野権現を熊野神社と改称する。
大正2年、境内社経津主と社国社、御鍬社の三社を本社に合祀した。(愛知県神社名鑑)
また境内にある由緒社歴の解説には、往古当地は湖畔にあり、鈴木氏の先祖が紀伊から来て、住民の信頼厚く、共に熊野権現を信仰し、勧請したと記してある。
(河合さん)
No.1063
2009.9.8 UP
2022.2.23 更新
参考文献
- 『愛知県神社名鑑』