江戸時代初期に創建されたと伝わる熊野神社
名古屋市中川区二女子町3丁目49?
当地の旧村名は、八熊(やぐま)町といい、今も周囲は「八熊通○丁目」と言います。
この地名は、五女子村の八幡社の「八」と、この熊野社の「熊」をとって、八熊村が明治11年に成立したという。
なお、ここの二女子(ににょし:「じょし」ではない)町という地名ですが、不思議な名前ですよね。
参拝に向かう道が旧佐屋街道(寛永11年(1634)開設)であり、偶然、区生涯学習センター主催のウォーキングが行われており、責任者に聞いたところ、昔、金持ちの地主に娘が7人おり、順番に土地を与えた伝説に因むとの説明でした。ここは、二番目の娘の土地だったということになります。
そして、話を聞き終えた頃、旧佐屋街道から大きな緑を発見し神社への到達は容易でした。
神社の創建と佐屋街道の開設が近いことから関連があると思いますが、入手した資料には何も書かれていませんでした。
神社の由緒
御祭神 建速須佐之男命
境内の由緒石碑によると創建は寛永十年(1633)と伝えられる。
熊野社の社標と鳥居。鳥居の左に由緒が書かれた石碑があります。
ここは佐屋街道の少し南になります。
緑に包まれた拝殿と奥に本殿が見えます。
佐屋街道の石碑。街道遺構はないが、市福祉センターの敷地を利用し、左に街道の説明板があります。
(河合さん)
No.979
2009.6.15 UP
2021.5.21 更新