鎌倉時代の勧請と伝わる熊野神社
当社鎮座地は、幹線道路から少し奥に位置する関係で、狭い道路を選択・進入するのに躊躇しました。
目安をつけ、狭い道路を進んでいくと、太鼓の音が聞こえ、しばらくすると自転車がたくさん止まっており、横に熊野神社の名前を見つけ、到着できました。
境内では、翌日開催される天王祭の獅子舞とお囃子の練習が行われていました。
当社の通用口です。ここから入りました。
正面の社標、鳥居です。旧道に面していました。
翌日(7月12日)の天王祭にでるお獅子の稽古です。
同じく、太鼓の練習です。太鼓に合わせ、獅子が動きます。
御祭神
伊邪那美神 事解之男神 速玉之男神
伊佐浪登美命 須佐之男命 釈具土命 玉柱屋姫命
御由緒
この地は郡内で早くから開けたところで、「和名抄」に八田ノ郷とある。
建保元年(1213~8)、紀州熊野権現を勧請し鎮守の神として祀る。
(愛知県神社名鑑)
なお、境内に熊野神社由来碑が設置されており、そこには建保元年、紀州熊野三山の大社に参拝した下矢田の村人が熊野神社の分霊を勧請し、現在の下矢田町の観音前敷地内に下矢田熊野神社を建立したと伝えられています。昭和11年、現在地に遷座する、との内容でしたので報告させていただきました。
(河合さん)
No.1069
2009.9.14 UP
2022.2.24 更新
参考文献
- 『愛知県神社名鑑』