旧鎌倉街道沿いにある熊野神社
神社正面。熊野社と無量寺の石碑が並んでいます。江戸時代までは神仏混合の思想があり、違和感が無かったようです。
今回の熊野社も鎌倉街道探索の途中に見つけました。
場所は、徳川家康生誕の地である岡崎市の旧市街地になります。
近くには、世界的な研究拠点である総合研究大学院大学(木曽生物学・生理学研究所、分子科学研究所)という国立の研究機関(以前は国立共同研究機構という名称でした)が立地している小山が直ぐ近くにあります。
神社前の旧鎌倉街道が通っていた場所。現在は拡幅され、遺構のイメージはありません。前方の茶色の建物が旧国立研究機構の建物の一部です。
拝殿です。狭い敷地のため正面(南)から左に鍵手(東向き)になっています。
同じ敷地のようにある無量寺の観音様は「馬頭観音菩薩」が安置されており、私が参考にしている「平安鎌倉古道」では岡崎を舞台にした浄瑠璃姫と義経ロマンに関わるとも書かれていますが、現時点では、それ以上の情報は不明です。
熊野神社の由来は、境内の石碑によりますと
・天正7年(1579) 材木町(岡崎城近く)の市川七朗左衛門忠政の創立で、宝永4年(1707)現在地に移転され、現在に至っています。
・御祭神 伊弉那美命
(河合さん)
No.693
2007.4.28 UP
2020.8.29 更新