奈良時代の勧請と伝わる熊野神社
常滑市の市街地を通過し、中部国際空港を見ながら10分ほど南下すると熊野町1丁目の交差点があり、すぐ先に熊野神社があった。
海岸線の道路は新しく建設されたものであり、神社は旧道にあたる集落の中心にあるため狭い生活道路を進むと直ぐに神社横であった。
境内に大きな石製の由緒記があり、嬉しくなる。
本殿は本格的な流造で、全面には石が播かれ、単純にお伊勢さんみたいと感心しました。
幹線道路から旧道に向けて第一の鳥居がありました。
旧道を進むと第二の鳥居と社標があり境内となっています。
左奥に立派な黒御影石の由緒碑があります。
拝殿前にある建屋です。中には何もなく使途は不明です。
建物の外には寄付披露の版書です。
奥にある本殿です。前面に日除け用と思われるムシロが架けられています。
御祭神
伊弉册尊 速玉之男神 事解之男神 素盞嗚尊
御由緒
社伝によるば、宝亀2年(771)紀州熊野より大谷村東高坂山に勧請し、高三御社と称え奉り枳豆志庄(きずししょう:現在の武豊町一帯)十六村の総社であったといわれている。
宝徳元年(1449)西枳豆志庄の中央にあたる現在地に鎮座され、西枳豆志九ヶ村の総社となった。
(河合さん)
No.1098
2009.10.14 UP
2022.3.27 更新