行基による建立と伝わる熊野神社
(旧豊橋市飯村町字本郷134)
当社鎮座地は、豊橋市街地の東部に位置し、国道1号線に近く、都市化が進展したことにより、町名変更があった。
このためナビに表示がなく、どちらに進むべきかの判断もできない状況でした。
コンビニに立ち寄り、町内地図を
見せてもらい、目を皿のようにして隅から隅まで探して、新しい町名を確認し、参拝することができました。
当初、神社の裏に到着し、普通の樹木が密植している様子から迷いつつ、表に回ると風格ある社殿に出会うことができました。
社標と鳥居前です。左手に黒い御影石の由緒案内が見えます。
拝殿前には、珍しい赤い鳥居があります。
行者堂と思われます。左手に「行者様参拝道」という案内がありました。
御祭神
伊邪那美神 事解男神 速玉男神
御由緒
社伝によると、行基菩薩が諸国巡暦の際に当地に寄られて本社に木造仮面3点を刻み、奉納された時に社殿も建立したとのことである。
棟札に「熊野十二社大権現宮、大宝2年(702)壬寅9月行基建立」とある。
また、「寛永12年(1635)乙亥3月27日奉再興、熊野権現」と記したものが残る。
(愛知県神社名鑑)
なお境内にあった由緒案内には、創立年代は不詳であるが、三河地方に熊野信仰の盛んとなった平安末期ころの創建と考えられると説明しています。
(河合さん)
No.1048
(てつによる追記)
行基は(ぎょうき)は奈良時代の高僧。人々から行基菩薩と呼ばれました。
聖武天皇の帰依を受け、日本最初の大僧正の位を授けられました。
2009.8.25 UP
2022.3.28 更新