戦国時代、大沼初代城主・木村安信の勧請と伝わる熊野神社
(旧東加茂郡下山村大字東大沼字浜松28)
当社は、旧下山村役場から東約2キロに位置し山に囲まれています。
幹線道路に面していますが、周囲には森林組合の施設しか、ありません。
一部の地図しか神社の表示がなく、森林組合が目印でした。
長い階段を登りきると、広い境内に拡張高い拝殿・本殿が整然と建てられていました。
参道入口です。両横の建物は、森林組合の施設です。
社標と鳥居です。
本殿です。
境内から見た鳥居です。長ーい階段でした。
御祭神
伊邪那美命 速玉男之命 事解男之命
御由緒
社伝に天文6年(1537)大沼初代城主木村入道安信は信仰心あつく、洞樹院地内に守護神を祀り、社殿を建立する。
熊野社は今の社地の東の朝拝に祀られ、僧侶が朝夕奉仕したが、その後村人が現在の地に社殿を建てて遷座した。
この社殿は極彩色の八幡造りで武田番匠飛弾権守藤原光延の名作であったが、明治40年、焼失する。
驚愕した村人が翌年2月、紀州熊野に向い、新宮始め那智の夫須美神社に詣で、更に難険を越え、本宮に参り、十日間難行を続け、熊野三社に分霊を請け、帰村、洞樹院に安置し、翌年、社殿を建立した。
(河合さん)
No.1027
2009.8.5 UP
2021.6.2 更新