室町時代中期に大草城築城主・鱸藤五郎親信が勧請したと伝わる
(旧愛知県東加茂郡小原村大字市場字市場前331)
ここの熊野神社は、旧小原村役場(現在は市役所支所)から南に約2キロ下った山裾にあります。
この中間に、略記にある大草城(市場城)跡があり、関連施設であるため城址の小山を一周してしましました。
梅雨の晴れ間、蒸し暑く、至る所に「蝮注意」の看板があり、恐る恐るの見学でした。
山を降りると、入口に近所の老夫人を見かけ、正確な場所を教えていただき、参拝することができました。
神社も木々の中ですが除草されており、安心して参拝することができました。
階段の参道が急峻なため下りには手すり利用しました。
拝殿です。奥に本殿があるかと思いましたが、もう一段、高い場所にありました。
本殿ですが、囲まれているため横からの写真です。
御祭神
伊邪那美命 伊邪那岐命 天照皇大神 火迦具土命 保食命
御由緒
社伝に寛正3年(1462)6月3日、鱸藤五郎親信(すずき とうごろう ながしげ)勧請し、大草城主代々守護神として崇敬し、鱸越中守重愛の時、城中より、今の鎮座地に遷座する。
天正18年(1590)、鱸氏没落後は産土神として寛永9年(1632)3月16日、社殿を再建し、弘化3年(1846)4月10日、神祇伯資敬、熊野三所大神の額面を奉納。
(愛知県神社名鑑より)
市場城(大草城)址
市場(大草)城址本丸跡の案内石碑です。
天正時代の築城で総石垣が採用された初期のモデルと説明版がありました。
下に夏草が茂っており、蝮に注意しつつ近づいて撮影しました。
(河合さん)
No.1002
2009.7.10 UP
2021.6.2 更新
参考文献
- 『愛知県神社名鑑』