豊臣秀吉が勧請した熊野神社
地元の方に「国道のすぐ側にあって、初詣に行っている」と教えていただいた神社です。
住所は北九州市ですが、書店やコンビニで売っている北九州市の地図には載っていない程、市の外れです。
元々は東西に一直線で長さ100m程の参道がある神社だったようですが、今はその途中を南北に国道が通り、参道は寸断されています。
電車の駅からは遠く、駐車場が広いので、車で参拝しやすい神社です。
毘沙門天と一緒に祭られています。神仏習合の名残のようです。
旧参道側からみた熊野神社です。
国道により鳥居や境内と分断された参道の入口です。
この辺りは、国道、高速道路や九州新幹線が走り、昔の道は寸断されているみたいです。
鳥居に向かって右手に15台程止められる駐車場があります。
本殿の中の八咫烏です。
毘沙門天。本殿に向かって左手にあります。
石碑に書かれていた由来
熊野神社
馬場山区茶屋原にあり、從前本村の産神なり
(茶屋原 山本 二所は香月の杉守神社を産土神とせり)御祭神
熊野橡樟日尊 伊佐奈岐尊 豊玉姫命
祭礼日
十月九日
由来
創立は天文年間大内義隆氏建立、豊玉姫命を祭り
元和年中より寛永年間旱魃あり
村民穴門山に詣て"神鏡一面"を授り来て鎮祭す
寛永七年庚午年なり
天正十年豊臣秀吉公此の地に陣を設け熊野神社を此の処に移す
その後氏子中数度の修理を重ねて来たが
この度飛地若宮境内が公用地にかかり
その補償を以って神殿を新築し
たまたま石炭砿害復田事業の対称となり中殿を新築
拝殿の地揚げの工事を竣工した
また屋外の諸工事については馬場山区有志の御芳志を以って
ここに完成したので碑を建て記念とする境内神社
天満神社
御祭神 菅原道眞公
祭日 八月二十二日
寛永年中此地に移せりというこの神社は以前より地主神なるべし
里民島津天神ともいう之は文録中豊臣秀吉公此社地に憩はれし時
島津氏より使者を立て秀吉公を饗応せし故この名ありという
社地に小石五箇あり豊臣家の五大老を祭るという須賀神社(石祠) 祭神 素戔鳴命 奇稲田姫命 祭日 六月十七日
火明神社(石祠) 祭神 軻遇槌神 祭日 三月八日
高住神社(石祠) 祭神 奇須魂神 祭日 一月十五日
恵美須神社(石祠) 祭神 事代主命 祭日 六月十七日
若宮神社(石祠) 祭神 仁徳天皇 祭日 九月十日
(大門さん)
No.1575
2012.5.5 UP
2019.12.9 更新