戦国時代の勧請と伝わる熊野神社
(会津若松市湊町共和字姥神75)
国道294号線、バス停下馬渡より西方に入った場所に鎮座。
石鳥居の右には「熊野神社」の社号標、左には「湯殿山」の石塔がある。
付近の石灯籠には「奉納 熊野三社大権現」と弘化三年(1846)の銘がある。
急な石段を登った先、巨木に囲まれ、拝殿が建っている。
参道、境内には胸高幹周が最大で6mを超えるスギを筆頭に巨木スギが立並び、石段、境内には多くの石祠が祀られており、この神社の歴史を物語っている。
御祭神
伊邪那芸命
伊邪那美命
御由緒
不詳
元亀元年紀伊有馬村熊野本社より勧請。
(祭神、由緒は「福島県北会津郡郷土史」参照)
「新編会津風土記」の下馬渡村の項には、
熊野宮 境内 東西四間 南北五間、免除地 村東小山の上にあり、勧請の始を詳にせす
と記述されている。
(TATSUさん)
No.1761
2013.8.12 UP
2022.6.6 更新
参考文献
- 『福島県北会津郡郷土史』
- 『新編会津風土記』