平安時代中期の勧請と伝わる熊野神社
猪苗代町役場の南に鎮座している。
住宅と農地が混在している地域、境内は遊び場になり遊具が設置され子供たちが遊んでいる。
神社入口の幟用ポールの横には馬頭観世音石碑が数基。
拝殿裏には石祠が祀られている。
馬頭観世音石碑には、昭和十三年の年代と「支那事変出征馬供養」とある。
御祭神
伊弉冊命
伊弉諾命
天照皇大神
品陀和気命
石疑姫命
御由緒
不詳
(祭神、由緒は「猪苗代町史」参照)
社頭には「熊野神社碑」があり、それによると天徳三年(959)八月伊弉冊命、 伊弉諾命の二神を勧請、延宝年間(1673 - 81)に天照皇大神、品陀和氣尊、石疑姫命の三座を合祀その後寛文年間に「加那伊神」「伊勢神」「八幡神」をあわせ磐里村の総鎮守となったことが記されている。
「新編会津風土記」の谷地村の項には、
熊野宮 境内 東西五間半 南北八間半、 免除地 村の戌亥の方にあり、勧請の年代詳ならす、鳥居あり
と記述されている。
(TATSUさん)
No.1724
2013.4.25 UP
2022.5.7 更新
参考文献
- 『猪苗代町史』