鎌倉後期に領主が勧請したと伝わる熊野神社
JR福島駅より徒歩25分ほど。夏井川を渡った先、旧国道6号線沿いに鎮座。
境内前には水路があり、鳥居をくぐり、石の太鼓橋を渡り境内に入る。
熊野神社拝殿の前には、東北地方には珍しいクスノキの大樹があり、
いわき市保存樹木に指定されている。
拝殿
境内社
虚空蔵菩薩
境内には、拝殿の右側には木祠、石祠の他「三歳神」の石碑が祀られている。
またすぐ左側には「三宝荒神」の祠、
その左側には「虚空蔵菩薩」の立派な祠が祀られている。
拝殿内部
御祭神
伊弉册神
速玉之男神
泉津事解之男神
御由緒
不詳
正応五年(1292)領主塩五郎義綱の勧請と伝える。
又岩城氏の一族白土将監隆信の氏神であったとも、延暦年間(782~806)坂上田村麻呂が紀州熊野より勧請したとも伝わる。
大永年中(1521~1528)火災にあい古記録棟札を亡失。
(祭神、由緒は、小泉明正『浜通りの熊野神社めぐり』(歴史春秋出版)参照)
(TATSUさん)
No.1670
2013.1.21 UP
2022.4.1 更新
参考文献
- 小泉明正『浜通りの熊野神社めぐり』歴史春秋出版
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