奈良時代の勧請と伝わる熊野神社
JRいわき駅より四ツ波方面バス乗車、中塩バス停下車徒歩5分ほど。
バス停より用水路に沿って西に進む。
水路に石橋が架かり鳥居があり、そこから境内まで百数十段の石段が登っている。
登ると赤い明神鳥居の二の鳥居、さらに登ると開けた熊野神社の境内である。
石灯籠、狛犬、石祠があるだけのすっきりとした境内である。隣接して蘭秀寺の墓地がある。
御祭神
伊弉冉命
速玉男命
泉津事解之男命
御由緒
不詳
養老年間(717~724)紀伊国熊野権現を勧請し創建したと伝えられる。
仁治元年(1240)、二條館主大竹四郎兵衛は山名伊豆守寿久に命じて真似井郷中塩熊野大神の本社を再建し、天文年中磐城の領主岩城重隆の崇敬厚く、社地として八反歩余を寄進した。
元文元年(1736)古久麻に遷宮、享和元年(1801)現地に遷宮。
(祭神、由緒は、小泉明正『浜通りの熊野神社めぐり』(歴史春秋出版)参照)
(TATSUさん)
No.1677
2013.1.28 UP
2022.4.2 更新
参考文献
- 小泉明正『浜通りの熊野神社めぐり』歴史春秋出版
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