出雲の国の熊野神社より勧請
場所
東海道本線荒尾駅下車徒歩10分。
荒尾駅を出ると、「土の神 熊野神社まで600メートル」といった標識がある。
標識に従い進み、車道より北に入った突き当たりに鎮座。
玉垣に囲まれた境内は鳥居、社殿とも新しく、きれいに整頓されている。
立派な黒御影石の由緒板がたてられており、御祭神、由緒は下記の通りである。
御祭神
素戔嗚尊
御由緒
出雲の国の熊野神社より勧請された御分霊であり、その後平安末期の本地垂述説により大権現として里民に崇敬されてきた。
創建年代ははっきりしないが、奈良朝期の瓦が発見されており、熊野神社のご神体とされているところから奈良時代とされている。
真光寺寺伝によれば、熊野神社は寺領二百五十石を有する、規模広大な大社であった。
鎌倉時代の承久の乱により損壊、小社となった。
昭和二十年七月空襲で焼失、昭和四十八年拝殿を再建、さらに平成十年神殿を新築した。
境内社
神明神社(天照大神)
御鍬神社(豊受大神)
その他
熊野神社より美濃赤坂駅をへて垂井駅まで歩きました。
途中、旧中仙道沿いに赤坂、垂井宿などの宿場町が残っており、小栗判官縁の照手姫の水汲み井戸の旧跡が残っています。また国分寺の跡が発掘され資料館があり拝観しました。
(TATSUさん)
No.399
2005.5.4 UP
2020.10.29 更新