熊野権現・諏方明神の2社並立で鎮座
場所
(旧碓氷郡中野谷村字宮久保)
JR磯部駅より南に徒歩約40分ほど、台地上にある。
工業団地を北に眺め、周囲はこんにゃく(?)畑。隣接して熊野山静元寺がある。
朱色の鳥居の先、社殿が鎮座。
神額には「正一位熊野三社大権現」「正一位諏方大明神」と並列に刻まれている。
覆屋に囲まれ本殿の中はうかがうことができない。
社殿周辺には、道祖神や石祠が散在しているが祭神は不明。
境内の「塞待供養」塔には文化六己己年(1809)の銘がある。
御祭神
速玉之男命、伊邪那美命、事解之男命
(御祭神は「上野国神社明細帳」より参照)
御由緒
不詳
創建は慶長年間(1596-1615)以前とされ、「諏方大明神 熊野三所大権現両社」の二社並立で鎮座していた。
明治四年(1871)に「熊野大神 諏訪大神」となり、明治十一年(1871)に中野谷神社と改称された。
往古、上野国神名帳従五位上、下田明神が合祀されたと伝わる。
(由緒は「上野国神社明細帳」より参照)
(TATSUさん)
No.1499
2011.8.27 UP
2020.10.29 更新
参考文献
- 『上野国神社明細帳』