上野国神名帳に従三位小奈智神
場所
県道6号線北原交差点のすこし西、道路に面して一段高く鎮座している。
前橋市と旧群馬町の高崎市の境に位置する。
鳥居には「熊野山」の神額が架かる。
鳥居横の手水石は破損しており、「□子年」と一部読み取れない。
「壬子」であれば寛文十二年、享保十七年、寛政四年等なのだが。
鳥居右側には道祖神、社殿手前右側には「秋葉大権現」の石碑と石祠がある。
拝殿左側にも石祠、本殿の裏側にも石祠が三社並んでいる。
隣の石灯籠には延享二年(1685)の銘がある。
拝殿には細かい彫り物がなされている。
御祭神
速玉之男命
伊弉那美命
事解之男命
御由緒
勧請不詳
上野国神名帳に従三位小奈智神とあるのは当社であろう。
紀伊国から遷座したものである。
(祭神、由緒共に「前橋市史」参照)
(TATSUさん)
No.1418
2011.3.1 UP
2021.3.2 更新
参考文献
- 『前橋市史』