合祀先の神社の本殿内に熊野神社の神像を安置
増毛町には信砂御料(ノブシャゴリョウ)という山間部の地区に、昭和50年頃まで熊野神社がありました。
開拓に入った人達が地元から勧請されたと思うのですが、地域の人が全て離農してしまっているので詳しくはわかりません。現在は同じ増毛町内の厳島神社に合祀されています。
上の写真は、以前合祀されている厳島神社の宮司さんにお願いして熊野神社の本尊を見せていただいたときに撮影したものです。
御料という地区は戦後開拓で20~30戸ほどが入植したのですが、地理条件や交通事情の悪さで昭和50年代までにほとんどがこの土地を離れていきました。 現在では朽ち果てたサイロなどが目に付く程度で、物寂しさを感じさせる地域です。
補足なのですが、合祀以前の熊野神社の正確な所在地は北海道増毛郡増毛町御料になります。
現在は本殿が取り壊されており、その後に字改正があって地番が無くなっているので、正確な住所はありません。
(小野さん)
No.222
(てつによる追記)
信砂御料にあった熊野神社は平成10年(1998年)8月に厳島神社に合祀されました。
厳島神社境内には熊野神社の社殿や祠などはなく、本殿内に熊野神社の神像が置かれ、祀られています。
2004.5.5.25 UP
2020.6.11 更新