宇土観音に隣接して鎮座する熊野神社
(旧篠山市宇土617)
場所
JR福知山線笹山篠山口下車徒歩30分。
宇土観音への標識に導かれ、山に向かって集落の間を登っていくと、突き当たりに宇土観音(清瀧山弘誓寺)があり、神社はそれに隣接して鎮座しています。
弘誓寺
山道の参道を登り一の鳥居をくぐり、石段を登り二ノ鳥居の向こうのこんもりした森が境内です。
境内はきれいに清掃されていました。
御祭神
伊弉諾尊
伊弉册尊
(兵庫県神社誌による)
御由緒
表示なし
境内社
稲荷神社
その他
拝殿前の石灯籠には、享保六年(1722)の銘が刻まれていました。石灯籠としてはかなり古いものだと思います。
宇土観音
「宇土の観音さん 」と呼ばれ親しまれ”病気封じ”にご利益があるとされています。大化年間(645-50)法道仙人によって開創されたと伝えられ「槙が峰千軒坊」といわれた多くの堂宇も、寿永元年(1182)源平の兵乱では平家の軍勢が潜んでいたことから、源氏の軍によって全山焼亡したものの、ご本尊・聖観世音菩薩像は滝のそばにあったので、其処に隠され難を逃れて残った為「清流山弘誓寺」と呼ぶようになったといわれます。
(TATSUさん)
No.365
2005.2.22 UP
2022.9.9 更新
参考文献
- 『兵庫県神社誌』