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熊野神社:茨城県稲敷市古渡442

TATSUさんからご投稿いただきました。ありがとうございます。

熊野別当・湛増が関東下向の際に創建

熊野神社境内

場所

古渡の町中、ENEOSの給油所の角を曲がり直進すると、須賀神社に到る。
須賀神社の左を通り、さらに山の方に登っていくと、白い鳥居と「村社 熊野神社」の社号標が見える。

熊野神社鳥居

鳥居手前に祭神、由緒を記した石碑が立つ。

熊野神社拝殿

境内は社殿に向かってゆるい傾斜になっている。
鳥居の先の石灯籠、土止めの様なコンクリートの堰を越えると、一段高いところに社殿が鎮座。

熊野神社境内社

拝殿の右側に、木製の境内社が一基、石祠が七基祀られている。
社殿裏は鬱蒼とした森である。

熊野神社拝殿内

拝殿内を覗くと、「熊野大神」の扁額と昭和五十五年の修理棟札が掲げられていた。

熊野神社本殿

御祭神

熊野加夫呂櫛気命
伊弉册命
菊理姫命
速玉之男命
事解之男命
軻遇突智命

御由緒

文治元年紀伊国熊野別当湛増の創建。
永禄二年江戸崎城主土岐大膳大夫源朝信冶英内殿を修造。
天正十五年冶英の嫡子源(土岐)冶綱外殿を経造。中略
明治六年村社。明治四十二年拝殿を造営。
(以上祭神、由緒は鳥居脇の石碑から抜粋)

紀伊国熊野別当湛増法眼の勧請。
湛増は寿永の乱に戦功を立て戦がすんでから関東に下向し、其戚信田義詮を信田郡に訪はんとして途中古渡の港に上陸し、丘陵に熊野三社大権現を勧請した伝ふ。
(以上由緒は「茨城県神社誌」参照)

熊野神社境内

(TATSUさん)

No.1779

2013.11.6 UP
2021.8.7 更新

参考文献

  • 『茨城県神社誌』



茨城県稲敷市古渡

読み方:いばらきけん いなしきし ふっと

郵便番号:〒300-0638

稲敷市HP

稲敷市 - Wikipedia
稲敷市(いなしきし)は、茨城県の南に位置する市である。