北関東高速道路建設のため現在地に遷座
場所
国道355線(宍戸バイパス)と県道109号線の交差点を南へ進み新宍戸橋を渡ってすぐ、道路より右手に入る石段がある。
熊野神社は国道と北関東自動車道にはさまれた狭い敷地に鎮座している。
狭い社地のためか、社号石柱、鳥居は斜面に向かって立てられている。
境内はきれいに整備され石祠、石仏等は見当たらない。
拝殿の右手に、平成十年二月建立の「熊野神社建設記念碑」が立てられている。
隣には昭和五十二年一月建立の「熊野神社建設記念碑」が立てられている。
御祭神
伊邪那岐命
伊邪那美命
倉稲魂命
軻遇突知命
市杵島姫命
御由緒
創建年月不詳
明治六年に倉稲魂命、軻遇突知命、市杵島姫命を合祀。
(御祭神、由緒は「茨城県神社誌」より参照)
「熊野神社建設記念碑」には、
荒(上下加賀田)に建立する熊野神社は久安二年(1146)福嶋奥藤原行充禰宣熊野本宮より熊野大神である伊邪那岐命 伊邪那美命を奉じ来る。
時の堀之内荘園領主平朝臣氏と協議の上権現山に天正二年(1574)鎮座する。 中略
今般北関東高速道路建設のため現在地に改築する。 後略平成十年二月吉日 常陸国下加賀田氏子一同
と記されている。
(TATSUさん)
No.1488
2011.8.7 UP
2021.8.9 更新
参考文献
- 『茨城県神社誌』