芦之湯温泉の守り神
場所
元箱根より小田原駅方面芦の湯下車徒歩5分。
旅館きのくにやの前を通りぬけると石段があり、登りきり赤い鳥居をくぐると、その奥に鎮座。
境内には東光庵がある。
御祭神
不明
御由緒
熊野権現は、江戸時代、湯本、塔之沢、堂ヶ島、宮ノ下、底倉、木賀、芦之湯のかって、箱根七湯と呼ばれた各温泉場に祭られていました。
芦之湯の熊野権現社がいつ頃建てられたかは分かりませんが、江戸時代の文化八年(1811)に描かれた絵図である「七湯の枝折」などには、熊野権現社や東光庵の姿が見られます。
(境内の説明板より)
東光庵
江戸時代の文化文政期(1804-1830)の頃には、文人墨客が湯治のかたわら熊野権現の境内に建てられた、東光庵薬師堂に集まり、句会や茶会を楽しんだと言われています。
その後、時代の変遷とともに薬師堂は朽ち果て、明治十五年頃取り壊されましたが、近年再建されました。
石塔
境内の石塔には、天明五年(1785)の銘が刻まれていました。
(TATSUさん)
No.441
2005.8.26 UP
2021.5.14 更新