社名の額、辛うじて「熊野十二所神社、星神社」と読めます。
西豊永の天狗スギ(桃原の牡丹スギ)
西豊永の天狗スギ(桃原のボタンスギ)、以下案内板より。
西豊永の天狗スギ(桃原のボタンスギ)
場所 長岡郡大豊町桃原能野十二所神社
樹齢 約1200年 樹高 31m 周囲 10.6m
(由来)
1200年の昔、京都の巫女17人が捕らえられ、土佐へ流された。
そのうちの幾人かは、阿波から京柱峠を越えて土佐に来たが、そこで熊野権現から出た山嶽仏教と一緒になり織物や薬草の知識をひろめ、また信仰地へ木を植えた。
このスギは、その巫女が植えたものと伝えられている。大きな枝が根元から出ていて通直な魚梁瀬スギなどとは、まったく形質を異にしたスギである。'85年国際森林年記念 昭和63年6月
高知県緑化推進委員会・大豊町
案内板の表記、熊野→能野 に間違っています (^-^)
参拝時に境内で会ったおじいさんが次のように話してくれました。
地元の伝えでは、大昔、杉の植わっていた斜面の上部の山肌が崩れ、杉が根元から1/3ほど埋まってしまった。
何百年か後世の人たちが、その周りに植えた杉が大きくなり、牡丹杉と同じほどに育ったのが今の状態だ。
杉の幹には大きな穴があって、中は空洞になっており、子どもの頃に友達と一緒にその中に入ったことがあるが、深すぎて出られなくなり、大騒ぎになったことがある。
ということでした。
その杉ですが、逆光でうまく撮れませんでした。
(マサやんさん)
No.886
2008.12.2 UP
2021.9.1 更新